どうも、この時期やっぱりハラハラドキドキしている冨永です。
oranjeは毎年この時期、体験会を実施してます。
そう、チョコづくりね。
新しいパートナーさんと出会えるこの時期、やっぱりドキドキするものです。
今年は、去年生まれた「DEC」として企画を進め、
「問いを発見する」前仮説段階を経験する、「自由研究の第一歩」としてみなさんとワーワーやってます。
ワーワーやってるんですが、
ワーワーやる前に、ご参加いただいた保護者の方には、
oranjeの説明会にご参加いただいています。
「oranjeって『オラニエ』って読むんですよ」とか
「表彰なんかされちゃったりなんかして、全然あやしくないですよ」とか
まあそんな調子。
教育転機の2020年
なんといっても今年は新指導要領が全面施行される年なので、
(2017年に改訂されてここまでは移行期間(小学校))
「そのあたりのこともやっぱりご説明しなきゃ!」
というナゾの使命感から、そのあたりのことからお話ししています。
変わるよーって言われると、
「え、なになに、なにやらなあかんの!?」
ってなると思いますが、項目としてはこれ▼
■英語 ■プログラミング ■言語能力 ■消費 ■主権 ■文化 ■道徳
(個人的には言語能力が入ってるのがナイス!って言いたいけど、粒感が違うせいか、あんまし注目されてないのがショッキング)
習い事業界にいると、
英語、プログラミングは本当によく聞く。
(保護者さんの関心ごとも上2つはよく聞く)
武装的なこれまでのメインの教育
ただ、さっき挙げたあたりは、
スキル・知識のあたりになるので、
「持てる(身につけられる)かどうか」の話し。
で、要はこれ、
問い(解決しないといけない向かってくる”なにか”)に対して、
何を武装するかということになります。
例えば、のび太くんとドラえもんの関係で言えば、
のび太くん(これまでの子ども像)はとにかく「知らない」「できない」の象徴なので、
ドラえもん(これまでの先生像)がドンドコドンドコ秘密道具を貸してあげて
一時的にのび太くんをパワーアップさせてあげてる。
つまり、のび太くんは困りごとが出たときに、
「これに困ったからアレかしてほしい」
「どうすりゃいいの、助けてよ」
って言って、とにかく秘密道具をせびるわけです。
たまにむちゃくちゃたくましくなるのび太くん
ただ、秘密道具を貸してもらった回は、
のび太くんは失敗してたり、反省してるシーンで終わることも少なくない。
(最近のアニメはどうなってるか知らないけど、コミックはそうやったと思う)
つまり、のび太くんは
秘密道具を貸してもらう前と後では質的には全然変わってない
んです。
そんなのび太くんですが、
たまーに、たくましい顔を見せるときがある。
そう、劇場版では一味違う。
説明会では「のび太の恐竜」の話しをします。
スネ夫に意地悪されて化石を見れなかったのび太くんが「全身の化石を見つけてやる」って言っちゃって、運よく見つかった卵を孵した後、きちんと育てて太古の世界に連れ戻してあげるって話。
このときは、のび太くんなんでもかんでも自分で考えた通りに動いてて、
ドラえもんに泣きつくこともなく
(はじめ泣きついたんだけど「できることとできないことの判断くらいちゃんとしろ」って突き放された)
ほぼ全てを自分の力でやり遂げました。
(まあタイムマシンは使ったけど)
つまり、ドラえもんから一撃必殺の秘密道具を借りることなく(=武装してもらうことなく)自分が発見した課題を解決した。
これはいつもののび太くんのようすとはやっぱり全然違う。
新指導要領では、(いきなり話が戻った)
どう学ぶか、という視点で、
主体的に対話的に深く学びなさい、ってあるんですが、
ピイ助(のび太くんが育てた恐竜)のしあわせを考えて実行したのび太くんはまさに新時代的な学びを実践していたのです。
未来から来たのび太くん
「ドラえもん」はドラえもんが未来からやってきた設定ですが、
これまで話してきた視点で見ると、実はのび太くんの方が未来から来たんじゃないかと僕は思います。
新指導要領の「主体的で」「対話的で」「深い」学びも、
のび太の恐竜で考えるととってもイメージしやすい。
単に、お勉強的なことの理解のためにするんじゃないよ、ってこと。
知っている知識とかスキルをきちんと転用して、
超個人的な問いを解決しながら、
そういうことに前向きになれるような変容をしていきなさいよ
っていう内容だったわけです。
武装ではもはや足りない。
質的に(自分で自分を)変えるような機会をつくることが我々のすべきことかなあ、と思います。
長くて疲れたのでじゃあどうするかってのはもうやめときます。
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