自由研究教室oranjeは、「子どもたちが自由研究をするとどのような成長をするのだろう?」「知的なすがた・探究するすがたってどんなだろう?」とずーっと問い続けてきました.そして、子どもたちとその答えをさがし続け、新しい教育をつくりつづけています.
oranjeを卒業していった子どもたちがいつかその発想で、自分の子や孫を育てていく、そんな「ふつう」の教育をいまつくりたい.
新しいまなびの、新しい文化と理論を、みなさんと一緒に.
自由研究ってなにするの?と聞かれたら語りたいことは山ほどありますが、今ならこんな説明をします.
身近なものをさまざまな方法で知る活動を「自由研究」と呼んでいます。
たとえば、山にいけばふつうに転がっているドングリ。あまり興味がないかもしれませんが、いろいろあそんでみると「え、ドングリって奥深いな、、、!」となります。
殻を割って砕いてみたり、ドングリをつかっておもちゃを作ったり。すると中から虫が出てきて昆虫と木の実の関係がわかったり、同じようでも全く違ったかたちをしていることに気がつきます。ドングリから油が絞れるか試したりもしました。クッキーにして食べてみたりもしました。味は・・・みんなも実際試してみてください笑
oranjeにある自由研究はひょっとすると本に載っていたり、インターネットで検索すればわかることかもしれません。でも大事なことは、それらを見て「ふ~ん」と知ったかぶりをすることではなく、あたまとからだとこころで感じて感動したり、一生懸命もっと工夫してみることです。そんな時間をいっしょに過ごしましょう。
そして、私たちにとって何よりも一番身近なものがあります。それは、自分自身です。
自由研究をやっているとどうしても「自分らしさ」が出てきます。これは勝手に出てくるし、「自分らしさ」がないひとはいないので、全員必ず出てきます。だからこそおもしろいのですが、ちょっと厄介なのは、「自分らしさ」が「ちょっとわかりにくい」ところです。でも、自分自身を知ってコントロールできるようになったり、語ってみることができれば、それってとってもいいな、と思うのです。だから、究極的には「自由研究は自己紹介」なのです。
これまでのまなびから、自立や成熟のためのまなびに必要なエッセンスを見出しました。
ー一生懸命やろうー
受け身でいようと思えばいくらでも受け身でいられる時代。自由とジリツは「やりたいことを一生懸命やる」ことからはじまります。なんとなくからはじめて大丈夫。そこから思いっ切りやってみるのが大事。
ー感動しようー
テクノロジーの進化と合わせて刺激にあふれたいま、大事なのは、心と体と頭をつかい、たくさん感じて考えること。「好奇心がある」といってもいい。自分のセンス・オブ・ワンダーに問いかけよう。
ー変身できるー
やりたいことをやりつづけるために、そして自由でありつづけるために。「もっとも刺激的なものは自分」であるために自らを変え、自らを成長させ、自らを楽しもう。
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令和元年度京都市はぐくみ憲章推進者選定
私塾界2019.3(疾風の如く)に掲載
右京じかん2017.春(右京がはぐくむ)に掲載