どこまで制御するか

どこまで制御するか。

 

例えば、
「それはおもしろい発想やけど、とりあえずいまは置いとこうか」
みたいなものです。

 

子どもたちと学ぶ際にこの度合いや範囲はすごく悩みの種になってきます。
塾講師をしていたときは、知識の出し入れをいかに高速化するかを優先していたので、
制御の度合いは高かったかもしれません。

 


ただ、今は探究や自由研究など経験的な学びを支援するときには、
なかなかそういうわけにはいきません。

 

今回、”足跡の正体を探る”で子どもたちとしたことを振り返ると、
ここは制御しなくてよかったな、という場面がありました。

 


例えばこんなもの。

山に生息する動物をとにかく挙げてみる、という場面。


小学校1年生の男の子は、「トラ」を挙げました。
そのお子さんは単にトラが好きだ、ということもありましたが、
頑としてトラを譲る気はないようでした。

 

「だって、いると思うんやもん」

 

そうなんです、これを言われると、
「いいひんで」
と言い切ることはなかなか難しいのです。

いないことの証明は悪魔の証明と言われてますし…。

 

こうなるともう、日本の山にはトラもすんでいる”かもしれない”という前提で進めます。
結果的にも、その子は誰もが納得する形でトラの選択肢を消しましたし、
日本に野生でトラはいないようだ、というところまでいっているので、問題もありません。

 

 

今回子どもたちとかかわる中で、逆に学ぶことができたのは、
「だってそう思うんやもん」は一旦受け入れても、
あまりにありえないことは子どもたち自らその選択肢を消してくれるということでした。

 

こちらも支援をしていて毎回おもしろい発見ばかりです!
また次のテーマも楽しく深めていきたいと思います!




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oranje代表

自由研究パートナー

冨永 岳

Tominaga Takeshi

長野育ち 御室出身

京都教育大学大学院教育学研究科 卒

京都教育大で、探究学習や自由研究の有用性を見出す。日常性に着目した学びについての研究として、現行の教育とは別視点の教育を提案した。

大学院卒業後、準備期間を経て、地元・京都の御室で探究学習や自由研究で学ぶoranjeをスタート▶ブログ「漫画でいうと第1巻の第1話がすきな代表の話し

■影響を受けた本■
・(新)13歳のハローワーク
・選択の科学

・善の研究

 ■すきなこと■

外遊び。山を走ったり、海で泳ぐのがすき。

あと、カレーが大好き。


 

Special THANKS

oranjeでは、授業の開発や教育研究について様々な方にご支援いただいています。

京都教育大学

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村上 忠幸

Murakami Tadayuki

兵庫県の県立高校の化学教員を15年間勤め、1999年から京都教育大学理科教育研究室で探究学習の研究をしている。研究テーマは、新しい時代の教育に向けて前仮説段階探究、messing about、マルチプル・インテリジェンス、自己理論化、省察、メンタリングなどのキーワードを用いて「経験からの学び」について検討している。

 

1957年1月11日生まれ

兵庫県北部の養父出身

滋賀県私立教員

小巻 一歩

Komaki Ippo

 大学院で生物の進化に関する教材を研究すると同時に探究学習に興味を持つ。自分がおもしろいと思うこと、興味を持っていることを生徒と共有するのを目標に、現在は滋賀県の私立高等学校で勤務。

oranjeでは自由研究パートナー、授業開発のアドバイザーなどボランティアとしてかかわる。

 

1991年7月12日生まれ

京都市衣笠出身

京都教育大学大学院 教育学研究科 修了