自由研究はこう進んでいく(仮説検証編)

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どうも、「今年もカバキャンプやるぞ」と意気込んでます、冨永です。

 

さて、前回は「テーマが決まったらとにかくそれと真剣に向き合って楽しんで」と、

対象と同化することを説いてきました。

 

今回は「仮説検証」について。

 

「問い」の発見

ここまでどんな感じで進めてきたかって言うと、

(繰り返しになるけど)

自分で決めたテーマでただひたすら遊んでただけ。

すきなことで遊んでるので、

スピード感と量はそれなりにあると思います。

(ここが「ん、そうでもないな?」って場合はエネルギーが低いのでテーマを変えてみるのもいいかも。)

 

ここで、ブレーキを踏むわけではないのですが、

一旦これまで走ってきたところを振り返ってみましょう。

そしたら、

「あれ、ここのとこだけなんかおかしいぞ」

「ほかと違うところがあるぞ」

「どうやってもここができひんのはなんでや」

「このときだけ調子いいぞ」

みたいなのがいろいろと出てくるはず。

遊びの中で出てくる違和感ですね。

これが自由研究で解くべき「問い」になります。

これを探すのが「前仮説段階」でした。

繰り返しになりましたね。

いよいよ手続き的な「科学」のはじまり、はじまり~

問いが決まれば、またスピード感をもって活動するフェーズにうつります。

お仕事なんかでよく言われる「PDCA」みたいなもの。

いわゆる「仮説」と「検証」ですね。

違和感の理由を探していく活動に入ります。

 

まずは、その違和感と関係してそうなものを考えます。

例えば、

・この日だけやたら暑かった

・雨が降っていた

・なんとなく気分がのらなかった

・お母さんの機嫌がわるかった

・学校が再開した

・いつもよりたくさんの具材を使ってた

などなど、研究によって何と何が関係しているかは違いますが、

違和感と関係ありそうなものをとにかく集める。

よく理科なんかで「条件制御」とかって言われますが、

制御する条件は何か?というところですね。

余談①~制御できる=グラデーションがある~

ちょろっとでてきたので、ふれておきますが、

条件制御は「どんな軸ではかるか?」です。

これ、日本語を分解すると、

「どんな」と「軸ではかる」

に分かれると思いますが、

「どんな」=違和感と関係している何か

「軸ではかる」=どれくらいか

ということです。

余談➁~仮説と検証とは~

じゃあ、手続き的な「仮説」と「検証」は、何をするのかというと、

その違和感について、

「それは軸が〇〇で、その軸上で△△くらいだろうな」というのが「仮説」

「机の上でしゃべってるだけじゃなくって実際たしかめようぜ」というのが「検証」

です。

活動の感想は多い方がいい

問いが出た後は、違和感を探すんですが、

これには圧倒的に大事になるものがあります。

です。

どんな目かというと、

軸を見つける目です。

それっぽい言葉でいうと、視点です。

そういう意味では「観察」は確かに大事で、

よくみてないとどれだけ活動しても一生軸は見つかりません。

 

とはいえ、よく見れてるかどうか、の判断がけっこう難しかったり、

「見るって言われても見てるもん!!」

っていうのがあるあるですが、

これはもう、

「感想をたくさん出す」

に限ると思います。

 

当たり外れはありますが、

当たりか外れかの判断は、経験と知識がないとわかんなかったりする

だから、やっぱり、

「とにかく感想をたくさん出す」

ところからはじめるのがいいと思います。

 


ということで、まとめ