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どうも、「みんな何してる?^^」で脱炊飯器を目指してます、冨永です。
さて、前回は「自由研究とは?」って話から、
「テーマはこう決めるんだよ」ってところまで書きました。
連載宣言をしていたので続きがあるんですが、
ここからは実際に自由研究が始まってからの話しです。
Fの学びをはじめてすぐのパートナーさんはまさにここです、ってとこ。
今回は「前仮説段階」について。
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=30x1024:format=png/path/s2ddfc4f6c6b5ab0e/image/iee38a50de4aa46a8/version/1586567087/image.png)
「科学的」とは「手続き」の一方法のこと
研究っていうとなんとなく「科学的に」ってのがセットなイメージ。
まあ当たらずとも遠からずなんですが、
科学的にってのは小タイトル通り手続きの一つなので、恐れるに足りません。
ざっっっっっくり言うと、「きっちりやりましょう」くらいのもの。
ただ、これを「科学的」のスタンダードにするとさすがにまずいなという思いもあるので
もうちょこっと詳しく説明しますね。
ストーリーからいくと、こんなもの▼
自転車で段差を乗り越えるときに失敗し、転んだときに打った足の痛みが消えない。
「折れたかな」と思って、
病院に行ったら、
骨折していた。
というもの。これで「はい、終わり」ってのもまたまた乱暴なので、補足を入れます▼
自転車で段差を乗り越えるときに失敗し、転んだときに打った足の痛みが消えない。(観察)
「折れたかな」と思って、(仮説)
病院に行ったら、(検証)
骨折していた。(結果)
前回の(テーマ選び編)を読んでくださった方はちょろっと記憶にあるかもしれませんが、
この「観察→仮説→検証→結果」がメジャーな「科学的」の説明となります。
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=541x10000:format=png/path/s2ddfc4f6c6b5ab0e/image/i91203712639eae5f/version/1586494695/image.png)
仮説とか検証についてもまあ語ることはあるんですが、
今回はいっちばんはじめの「観察」について書いていきますね。
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=30x1024:format=png/path/s2ddfc4f6c6b5ab0e/image/i340b279ff58b859d/version/1586407186/image.png)
「仮説」の前の段階なので「前仮説段階」
いっちばんはじめにやることは上図では「観察」になるんですが、
観察っていうとなんとなく、
「植物の成長の観察」とか
「スケッチ」とか
そういうイメージありません?
すくなくとも僕はそうやったんですが、
そのまんまやとちょいとニュアンス変わるので、
「前仮説段階」
という別の名前を付けたいと思います。
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=480x10000:format=png/path/s2ddfc4f6c6b5ab0e/image/i0ae37762c2e813e2/version/1586495479/image.png)
仮説の前の段階なので「前仮説段階」と呼びます。
「呼びます」って言いましたけど、僕が名付けたんじゃありません。僕の師匠です。
今となっては良い言葉やなあと思いますが、
初め聞いたときはさっぱりわからなかったので、
「で、結局何するのが前仮説段階なの?」
ってとこを語っていきます。
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=30x1024:format=png/path/s2ddfc4f6c6b5ab0e/image/i07f8c0e7d082260f/version/1586407186/image.png)
前仮説段階=問い探し
「前」仮説段階なので、それが終わると次は「仮説」に入ります。
で、「仮説」が立ったらそれを「検証」していかないといけない。
つまり、前仮説段階では、
後に検証する仮説を見つける段階ということになります。
もっとわかりやすく言うと、
「何を解決するか」
です。問い探しですね。
ところで一旦、この連載において、
「自由研究が始まるということが決まってからどこまで来たのか」
を整理しておくと、まだまだ前回の記事でテーマが決まっただけです。
そのテーマに関して「何を明らかにするか」は何にも決まってないんですね。
だから、ここから「問いを探していく」ところから、
ほんまのほんまにイチからやっていかないといけないわけです。
(組織にはこの「問い」がもうある)
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=30x1024:format=png/path/s2ddfc4f6c6b5ab0e/image/i8e4d5ae77d2d91c6/version/1586496669/image.png)
そういや、テーマが決まっただけやった!
正直、自由研究の醍醐味はここで、
ある意味一番楽しくて、ある意味一番辛いのもここなのであります。
ここはヘタに
「テクニカルにやったろう!」とか
「かっちょいいの見つけたろう!」とか
「役に立つもん見つけたろう!」とか
考えない方がいいです。
極意なんかありませんが、強いて言うなら
とにかく片っ端から思いつくことをやってみること
ですかね。
ほんとに極意なんかありませんが、もっと強いて言うなら
それでたくさん遊んで楽しんでみること
ですかね。
あ、でも、逆に、問いが見つからない極意はあって、
ひたすら待つこと
ですかね。
で、2019年に発見した傾向っぽい(あくまでも、「っぽい」です)ものはあって、
上手にここをやってくのは、
断然よく遊ぶ子
です。それも外遊びはおすすめ。
なんで外遊びかってのはこれまたずーっと前の記事(Nature~外遊びのすゝめ~)に書きましたので、
そちらご一読願います。
と、少し話がそれた感もありますが、
この前仮説段階が充実すれば、検証のタネは自ずと(ほんと自ずと)出てくる。
テーマが決まった後は、
とにかく対象で遊びまくって楽しみまくって、
「なんじゃこれ!」とか
「もっと知りたい!」を見つけましょう。
という「前仮説段階」のお話でした。
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