自由研究はこう進んでいく(テーマ選び編)

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どうも、今年も今年で新しい試みをはじめてなんだか楽しい冨永です。こんなときですが。

今年もF(ふかまり)には新たにパートナーが3人加わり、ガシガシやっていきたい所存。

ただ、「実際どんな風に進んでくの?」っていうのは明らかに言語化する機会がなかったので、

ここらでいっちょまとめとこうかと思ってます。

数回の連載ものにしたいと思います。

 

今回は「テーマ選び」について。

 

 

オリジナルのストーリーを作るのが「自由な」研究

oranjeのFは研究ではなく、自由研究をやってます。

「研究」ではなく、「自由な」研究ってとこがミソ。

 

いわゆる研究は、「その組織にすでにある仮説に乗っかって進める」ことが多いです。

仮説があるんですね、もう。

例えば、食品メーカーだったら「自炊するのが難しい30代サラリーマン向けにチンするだけで食べられる親子丼をつくろう」みたいな。「これやろう」ってのが決まってる(=自分で探さなくていい)。

(富士フィルムなんかはこの辺むちゃくちゃ柔軟なので「え、そんな分野でやるの?」みたいなこともやってる。今、フィルム使ってるひとなんかほとんどいないし。)

 

ってわけで、自由研究の「自由」は「誰かの仮説から開放された」って意味でとっています。

「自由研究」の「自由」はオリジナルってことですね。

「これやりたい」から始める自由な研究

ちなみに「誰かが作った仮説に乗っかる」っていうのは、なかなか気分が乗らない。

(僕はこれでサイエンスの分野からフェードアウトしました)

 

だから、「自分のすきなことをやる」ってのが大事

とはいえ、「すきなことって言われてもなかなか思いつかないよ」ってのもまあそれはそれで納得なので、

・なんとなく面白そう

・テレビで見て楽しそうだった

・お母さんとしゃべってたときに気になったことがある

・休みの日はけっこうこれで遊ぶことが多い

などなど。それくらいのテンションで十分大丈夫。

あ、でも、「自分で確かめられないことはだめ」ってことにしてます(oranjeでは)。

例えば、「宇宙に行ったら体がどうなるか」みたいなテーマは調べ学習の域を出づらいので不向き。

対象と前向きに向き合えるってのが大事(受け身はダメよ)。

 

勉強と自由研究は違うー勉強ができても自由研究はできないー

もういっこありがちなテーマ決めのミスはこんなの。

「教科書に載ってた実験がおもしろそう」

教科書はむちゃくちゃ大きな概念をその学年とか発達段階に沿って、

ほんーーーーーーーーーの一部を切り取っているので、

そこに載ってるのを「そのまんまやる」っていうのはいけませぬ。

 

それこそ「ストーリー」が大事なので、

教科書に載ってる実験も「含めて」ストーリーにするなら別ですが、

その実験だけをひたすらやっても、その実験に関するスキルはむちゃくちゃ上達しますが、

自由研究としてのストーリーはなかなかできあがりません。

ロングスパンで走り続ける学びが自由研究

ここまでで、「なーんや、すきなことやっときゃいいのか」ってなったかと思います。

しかしまあ、そんな一筋縄ではいかないのも事実。

すきなことをやるんやけども、とはいえ「きっちり」やっていくので

上手いこといかないこともあるし

なんとなく「これちがうかなあ」って思うこともあるし、

きっと大変なこともある。

 

(ここを頑張って乗り越えていくことの「良さ」は教育の話しに入っていくかと思うので、今日は一旦おいときます。)

 

だから、テーマ選びには「ながーいこと走り続ける」ことは

ちょっと頭に入れといてもらえたらと思います。

 

 

■やりたいことに

■前向きにはたらきかけ、

■長く走り続けて

■ストーリー

を描いていく。これがテーマ選びのコツなのです。

 

これでテーマが決まったので、いよいよ自由研究が始まります。

お次は「前仮説段階編」で書きますう。




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oranje代表

自由研究パートナー

冨永 岳

Tominaga Takeshi

長野育ち 御室出身

京都教育大学大学院教育学研究科 卒

京都教育大で、探究学習や自由研究の有用性を見出す。日常性に着目した学びについての研究として、現行の教育とは別視点の教育を提案した。

大学院卒業後、準備期間を経て、地元・京都の御室で探究学習や自由研究で学ぶoranjeをスタート▶ブログ「漫画でいうと第1巻の第1話がすきな代表の話し

■影響を受けた本■
・(新)13歳のハローワーク
・選択の科学

・善の研究

 ■すきなこと■

外遊び。山を走ったり、海で泳ぐのがすき。

あと、カレーが大好き。


 

Special THANKS

oranjeでは、授業の開発や教育研究について様々な方にご支援いただいています。

京都教育大学

理科教育研究室

村上 忠幸

Murakami Tadayuki

兵庫県の県立高校の化学教員を15年間勤め、1999年から京都教育大学理科教育研究室で探究学習の研究をしている。研究テーマは、新しい時代の教育に向けて前仮説段階探究、messing about、マルチプル・インテリジェンス、自己理論化、省察、メンタリングなどのキーワードを用いて「経験からの学び」について検討している。

 

1957年1月11日生まれ

兵庫県北部の養父出身

滋賀県私立教員

小巻 一歩

Komaki Ippo

 大学院で生物の進化に関する教材を研究すると同時に探究学習に興味を持つ。自分がおもしろいと思うこと、興味を持っていることを生徒と共有するのを目標に、現在は滋賀県の私立高等学校で勤務。

oranjeでは自由研究パートナー、授業開発のアドバイザーなどボランティアとしてかかわる。

 

1991年7月12日生まれ

京都市衣笠出身

京都教育大学大学院 教育学研究科 修了