0歳から始まるオランダの性教育

さぼりにさぼっていた「BOOK」の投稿です。

どうも、冨永岳、もといさぼり永本しです。

Fのレッスンαで取り扱った「セイ」の話しですが、最終的には、

突き詰めていくと「セイを二分割するという発想はそのうち限界くるよね」

というはなしでした。

あらゆる項目で自分のセイについて考え、

個別の性称もっていくという話し。

そもそもレッスンαでセイを取り扱おうとチームで話し合ったのは

「予防的な性教育ってちょっとむなしいね」

ってことになり、

「そこにあるセイを考え、いのちのつながりを考えたい」

というのが発端です。

で、そこで手に取ったのがこの本。

0歳から始まるオランダの性教育。

oranjeがオランダの教育を参考にしてる(た)のは、

名は体を表すということで、見え見えなんですが、

「オランダの教育は日本の三周先をいっている」

ところにはやっぱりけっこう惹かれました。

 

我ながら、

先をいってるって聞いて、海外のものにいくなんて安直だねー」

って感じあるんですが、

その「三周」の中身がけっこううならせるものだったんです。

(ネットで調べたらいろいろ出てきますが、3周の中身を明記したのは見当たりません)

 

そのひとつが、

「人権意識」

オランダの学校教育は

「教えてあげる」っていう「先生ー生徒」のスタンスではなく、

「あなたのこと教えてね」っていう「人ー人」の関係ですから、

「あなたはあなたでいいよ」

っていうのが大大大大大大大大大前提。

 

性教育もその前提で行われます。

だから、「0歳から始まる」なわけです。

しかもそれは全然「性」っぽく始まらず、

自分のこころとからだはとっても大事だよって話で、

「あなたのことをお父さん/お母さんは愛しているよ」とか

「いやなことはいやって言おうね」とかそんなの。

 

ここが最近流行ってる日本の性教育ブームから外れてるな―と思いました。

何かと、「望まない妊娠は避けなさい」「男女って平等でしょ!」みたいなのが多いイメージ。

それはそれで大事なんやけどちょっと怒られてるような感じになっちゃいます。。。

 

本の内容をここで語ることは控えますが、

そもそも教育を考えるにあたって参考になる本でした。

タイトルが「性教育」を謳っているわりに、

中はけっこう公教育について書かれているのでぜひお手に取ってみてください◎