記録をとっとくと「なにか」わかるという話

前回のブログ(6月14日)で、

「いろいろなかなかうまくいかないんすよねー」

「気温が低いからかなー」

とボヤいていたんですが、

何をするでもなくぼーっと記録(気温と、各成長段階でのアゲハの数)だけとり続けていました。

(といってもさぼっちゃった日もあるんですが。)

 

 

本邦初公開。oranjeのアゲハのすべて。

 

最近、パートナーとも、

(と:冨永、P:パートナー)

 

と「去年のデータ残ってる?」

P「あんで」

と「おぉナイス、去年どうなってる?」

P「いるhがkんふぁldf」

と「なるほどー!やっぱちゃんと書いといてよかったな!!」

 

 

 

なんてやり取りで、

「記録をとるのがいかに大事か」

を実感していたので、

アゲハの記録も一旦見返してみました。

 

そしたら、けっこうおもしろいことがわかりました。

■前回のブログ投稿前(前一週間)は気温が最高でも25℃くらい

■30℃を超える(6月18日頃)と100個単位で産卵する

■孵化は産卵4~5日後

■孵化するには最高気温が30℃程度の日が続いてから

(気温は「天気.jp」のアプリを参照)

 

 

 

きちんと条件制御をしたわけでもないですし、

仮説とまではいかないと思いますが。

 

なぜ言い切れないかというと、

記録したデータは、気温と数しかとっていないので

他の要素が因果になっている可能性を排除しています。

たとえば、湿度とか母体(?)の健康状態とか産卵させるミカンの葉の状態とか…etc

しかも、何サイクルもおんなじ状態を確認できたわけでもないし。




相関はあると思いますけどねー。




「因果関係があります」まで示せないとなかなか「仮説」とはいえない

 

で。

まぁここまで来てやっと、

「じゃあもういっかいきっちり環境つくってデータとってみようか」

って話しになるわけです。




いま、多くのパートナーが「前仮説段階」として、

「とにかくやってみる期」にいますが、

必ず記録もとってもらっています。

 

「あれ、もしかしたら〇〇かもしれない」

と思ったときに記録をとっとくと、

「じゃああんときどうやったか一回見とこか」

ってなるからです。

 

地道で、泥臭い作業ですが、

(絶対)いいことあるから、

 

みんな!!!

記録とっとこーねー!!!!!