なかなかうまくいかないものでして…

こちら、久しぶりの投稿となります。

アゲハについてのブログはたまーにコメントいただけるのでとってもうれしいです。

 

 

 

さて、今年もアゲハチョウの季節がやってきました。

(随分前に。)

oranjeでは(身内の日曜大工)パワーを最大限に使ったので

アゲハは立派な棚に棲んでいます。

 

 

 

 

毎年おんなじように飼ってるアゲハチョウですが、

やっぱり(?)今年もうまくいかないことがありまして。

 

■ペアリングのすんだ母アゲハがなかなか卵を産まない

■孵った幼虫が大きくならない

 

の二つが目下の悩み。




エキスにつけた模擬葉に手でもって近づけてやると、

ひぃひぃふぅーーー!

とか言って(言わないけど)、産んでくれるんですが、

ほっといたらポコポコ産んでくれるって言う風にならない。

模擬葉だけじゃなくて、

生葉を入れててもおんなじ。

去年はうまくいってたのになーーー。

今年は少し気温が低いってのはあるかもしれない。

(調べたら平均気温で5度くらい低いみたい。参考までに▶気象庁の気温のデータを見る

 

ちなみに、

こうして▼

 

 

こうなら成功▼

 


 

幼虫が育たないのも何かとやばくて、

やつらが孵らないことには、

幼虫はもちろん成虫も出てきてくれない

成虫でペアリングできない

成虫が卵を産んでくれない

「アゲハチョウのふしぎ」ができない

冨永死亡

(冗談ではなく、出張とかなくなっちゃうので。)



それで(昔アゲハの研究してて、世界で初めての発見もした)師匠に相談したら、

どうやら湿気はよくないらしい。

チャック付きの袋に葉っぱごとつっこんでたのでこりゃだめですわ。

 

 

 

てことで、チャック付き袋はやめて、

容器(蓋はティッシュで風もスースー)に移したんだけども、

これもどうにもこうにも。

師匠が言うもんだから

「これでいけるやろう」

なんて余裕こいてたら全然育たないの!

 

 

 

まいったなーーー

 

これも

「気温が低いのかなー」

なんて言って片づけることもできるかもしれないんだけども、

直感的にはたぶん違う気がする…。

 

この辺りちゃんと条件制御したりすると

おもしろい研究になるんだろうな―と思いながら

時間だけ過ぎていってる毎日に反省しています。。。

(記録だけはとってる▼)

 

 

 

 

(ほかにもやらないといけない研究が山積み)




ていうか、飼育下じゃなくて、

自然での生存率ってどれくらいあるんやろう…。

飼育してるとそういうのが気になってくるし、

自然全体でうまーく回ってる感じが

「すげーな!」

と思います。

 

もう僕ら、

「その辺にゴミ捨てない」とか

「木とか雑草とかですらもやたらめったら切らない」とか

「彼らの生活の邪魔しない」

くらいしかやることないじゃん!

ってなっちゃう。

 

すごいなー、自然。